お花の教室:切り花初級編 第3回 水あげ
   
前回ガーベラのところで出てきた「水あげ」についてもう少し説明します
   
(1)水あげって何?
植物は、根があるときは、水分や栄養が導管をとおって全体に行きわたりますが、切り花にすると、切り口から上まで水分を送らなければなりません
その方法が「水あげ」です
 
切りもどし
茎の先端を1~2cm斜めに切り、水につけます
茎を斜めに切ることによって、水の吸い口が広くなるため水がよくあがります

この方法は前回ご紹介しました
切りもどし
水切り
水の中で、茎の先端を1~2cm斜めに切ります
切りもどしと同じ効果ですが、水圧で水の吸い上げを促します

ほとんどのお花はこれでカバーできます
水切り
湯あげ
茎の切り口を10秒ほど熱湯につけたあと、すぐに水につけます
熱湯につけるときは、花や葉に湯気がかからないように、新聞紙などでガードをします

前回のガーベラは実はこの方法が一番ききます
一般的に
・茎が中空のもの(ストローみたいなもの)
・茎が細くて弱々しいもの
・茎を切ると汁がでてくるもの
はこの方法があっています

ヤケドに注意!!
湯あげ
割る
茎が硬い枝物などは、ハサミで十文字や一文字に割ります
割る
その他に
「折る」・「たたく/砕く」・「焼く」・「薬品につける」・「深水」・「逆水」
などがありますが、上に4つでほとんど大丈夫です

なお,菊は「折る」が適しています
菊は水中で折るようにしましょう


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