■チューリップ

ユリ科チューリップ(ツリパ)属
別名:ウッコンソウ(鬱金草)
原産地:中央アジア,北アフリカ

草丈15~70cmの球根草
園芸品種は2000種を超えています

チューリップというとオランダを思い浮かべますが,実際にはトルコから16世紀半ばにヨーロッパに渡来し,17世紀には珍種,新種を求める熱狂時代をまきおこしました
18~19世紀には改良も進み一般に普及
日本には江戸文久年間渡来

切り花は国内ほかオランダ,フランスなどから輸入されています

花言葉:博愛
(赤)恋の告白
(黄)希望のない恋
(まだら)あなたの目の美しさ



チューリップにはこんなにさまざまな形があります
■一重咲き

チューリップの中でもっとも象徴的な形
やさしいふくらみがこの花の愛らしさをよく表しています
■パロット咲き

花弁に不規則なフリルや縮みが入っていて開花するともっともドラマティック

■八重咲き

チューリップとは思えないふくよかさ・豪華さが魅力
もっとも新しい品種が生まれているのもこのタイプ
■レンブラント咲き

突然変異から生まれた絞り模様が今では大人気
少ない本数でもインパクトは大
名前はオランダの画家レンブラントに由来
■ユリ咲き

フォーマルさが一番感じられる
ラインを活かしたアレンジに使うと花びらの美しさがいっそう際立ちます
■ビリデ咲き

花弁の中央に入った幅広のグリーンの縞模様が特徴
どんな花色とも調和して主張しすぎない美しさがあります
■フリンジ咲き

花びらの先に細かな切り込みが入った品種
花びらが重なるように束ねるとフリルのように愛らしくまとまります
■原種系

数多くに園芸品種はこれらの原種系から生まれました
すべてにおいて小ぶりなところが再び注目されています

参考/引用文献
「暮らしを彩る花屋さんの花ガイドブック」 監修:深野俊幸 株式会社永岡書店
「デザインのための花合わせ実用図鑑」 監修:島村宣幸 長岡求 株式会社六耀社
「花あわせ12か月」 株式会社講談社
「花時間 2000年3月号 株式会社角川書店


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